本は良い。
たった1000円から高くても精々数千円か一万程度で、どんなジャンルであっても優秀な先人が自ら学び習得した知識を私の様なズブのド素人ですら手軽に学ぶ事ができる。
それは絵についてももちろん。
例えば私なんかが10年かけてもたどり着けないだろうめちゃめちゃ上手い人が、その上手いのコツやポイントをもってけドロボーとでも言わんがばかりにその本に描いているんだ
たった数千円の本で。その知識を知る事ができる。
これは素晴らしい事だよ。
という感じで、私はここ2年ほどお絵かき読本的な本を良く買います。
その中でも私には参考になった私には参考にならなかったをメモとして。
◆トム・バンクロフトの日本語訳本2冊
これは買って良かったものでも書いたけど本当に。
表紙の通りの絵柄ではあるけど、どんな絵柄にも応用適応できるメソッドだと思う。
キャラクターデザインとはなにか?何の意図があってそのデザインにしたのか?相棒キャラや仲間キャラと並べた時どうか?
全部よく考えれば当たり前の事かもしれないけど、一回洗い直してみたいと思った。
◆ロレンツォ・エザリントンのドローイングチュートリアル
これも一見するとトムバンクロフト同様のデフォルメ効いたカートゥーン調の話か?ってなる表紙だけどそうじゃない。
どんな絵柄にも応用が利く、色んな物の描き方の本。
動物の描き方だったり乗り物の描き方だったり
「これってどう描いたらいいんだろう?」って時に是非欲しい。
以後続刊。今は3巻まで出てて4巻の発売まで決定しているみたい。本国では6巻まで出てる。
描き方事典的な本。これはどんな絵柄の人でも買って損はしない。
◆湖川友謙のアニメーション作画法
私が買ったのはこの版じゃないけどとりあえず。
ダンバインとかイデオンとかの人。基本的には描き方のポイントのページをサラッと、そしてお弟子さん?教え子?の絵に赤ペン入れてダメ出ししてくページ。その繰り返しの感じの本。
「え?どこがダメだったの?」ってダメ出しから「そうだね」って感じのダメ出しまで。
なんにしてもめちゃめちゃ絵が上手い。
30年以上前の本なので勿論絵柄の古臭さはあるけど、それを超越して絵が上手い。
アニメーションの本って事になってるけど普通に漫画イラストの本としても素晴らしいと思う。
◆手塚治虫の漫画の描き方
いうまでもなく漫画神の。
これはね、もうね。読むと励まされるよ。
この本の中に出てくるページの有名な画像がありますね「胸と尻はどんだけ大きく描いても良い」っていうとんでもないお言葉が。
もうね。このページのためだけに買っていいです。それくらい励まされますね。
漫画神も乳と尻はドでかく描きたかったんだよ!
私がメス男子の乳と尻を都合よく盛るくらいなんてことはない!ね!!!!!!
漫画なんてな!好きなように描いていいぞ!描きたいように描け!俺は描きたい物描きたいように描いてたぞ!っていう漫画神の御心を感じます。
◆ブラックジャックの画集
手塚絵の勉強のために2冊買いました。1冊は保存用。もう1冊は涙を呑んでページを解体し透かしてトレス練習用。(くれぐれもトレス練習したものはネットに上げたり自作発言をしたりしないように!)
成果?あるように見えるか?
◆カートゥーンアニメーションwithプレストンブレア
これも買って良かったもので書いたけどまぁそのままです
良かった。良かったけど日本語翻訳版が同じ値段かヘタすると中古ならもっと安く買えます。
ちくしょぉぉおおおぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
◆いきなり絵がうまくなる本
そんな美味い話があると思うかね?
内容は基礎中の基礎のお話と背景描くのに役立ちな感じ。
でもいきなり絵がうまくなることはなかったよ…そんな美味しい話があると思うかね…。
◆ジャックハムのカートゥーン絵のお勉強の本
めっちゃめちゃ英語。文章7割。
死んだ。日本語訳版出して。
◆ディズニースケッチブック
とても良かった。
絵が生きてるってこういう事だなぁっていう感じのとても生き生きした絵
構想練ったり相談したりイメージ膨らませたり、そういうのに使われただろう鉛筆書きのイラストたち。
蓮の葉みたいな目をした古いタイプのミッキーからモアナまで。
◆クライマックスまで追い込む絵作りの秘訣
ごめん買ったけど何も読めてない。全く読んでない。
勉強しなきゃなぁとは思ってるんだけど…。
◆マスターショット
映画の構図の意図とかそういうのを説明してくれる本。コマ割りとかの構図のお勉強真面目にしようや…って思って買った。
内容はもちろんいいんだけどさ、これの2がね…
中古のやつ注文したんだけどすごかった。
2/3のページで角が折り込んであった。
いや、私は別に読めればいいんだけど(むしろページ折れ有りで中古相場の半額くらいだったので本当に全然いいんだけど)これ絶対前の持ち主は真面目なバカだなぁって思った。
あと1と2の他に3もあるんだけど3だけ何故か完売してプレ価になってるので私は買ってないです。
◆アニメーターズサバイバルキット
大変厚くてデカくて重いので読むのつらい。
歩き方だけで物凄いページです。ざっくりしか読めてないけど、うん、アニメーター用だなコレは。
◆ザ・シルバーウエイ
内容的には一番最初に書いたトムバンクロフトの物とかなり近しい。キャラデザの為の本。
こちらも独特な絵柄ではあるけど、どんな絵柄にでも応用はかなり効くと思う。
◆男性ヌードポーズ集
女性のヌードポーズ集はたくさんあるのになぜか男性のって極端に少ないのよね
あったと思ってもなんか勘違い系だったり。私が買ったのはお絵かき用のポーズ集だよ?お前の写真集じゃないよ?みたいな。
これ男性ヌードポーズ集です。
男性ヌードポーズ集といいながらおパンツ着てるやつも多いけど、これ本当に全裸です。ブラブラしてます。白黒で影濃い目なのでそんなバッチリ見えるカットはないけども。
とにかく男性のヌードポーズ集は何故かなかなか碌なのないのでこれおすすめです。
◆男性ポーズカタログ
上のとは違い残念ながらこちらはフルヌードではない。残念ながら。
上のやつフルヌードで大変良いんだけど、画面が暗いのよね。基本が白黒印刷だし。
対してこちらカラーもあり白黒もそこまで暗くない。
そしてモデルさんがなかなかハンサム。ハンサムなお顔しとるのお兄ちゃん。
あとねぇ、なんでか知らんけど男性のヌードポーズカタログって何故か!何故かムダ毛を一切処理してくれてないやつが多いの!
脛毛モジャァ!腋毛モジャア!イヤッ!汚い!汚いっていうか筋肉や陰のラインがわかりづらいんじゃボケ!なんなの?ヌードポーズ集だよ?女性のヌードポーズ集でムダ毛処理してないの見た事ないけど?なんなの?男は脛毛剃ったら死ぬの?
でもこちらのポーズ集、ムダ毛は完全に処理していただけております。
ありがとうハンサムなモデルの兄ちゃん。ありがとうマール社。
◆ライフドローイングとキャラクターデザイン
◆ヴィジョン
買ったけど読めていない高かった本2冊。高かった。
◆10パーセントの力で描くジェスチャードローイング
内容は良かった。良かったんだけど著者の自己主張が激し過ぎてイーーー!!!ってなってダメだった。レビューでガチギレしてるの私。
うるせぇえええ!!!!!!!!!!!!うぜぇええええええええええええ!!!!!!!!ってなってダメだった。読んでるだけでイライラしちゃった…
私昔から勉強中に関係ないどうでもいいことくっちゃべられるの本当に嫌いで嫌いで仕方がなかったんだっけそう言えば
あのーなんていうのかな
荷物を片付けてる時に別に手伝うわけじゃないけど横から「よいしょ!」「もうちょっと!」「がんばれ~!」って声を掛けてくる人みたいな。そういう苛立ち。私そういうのなんて言うかすごく「うぜえええええええええええええええ!!!!!!!!!!」ってなるのよ。
向いてなかった。内容は本当に良かったと思うんだけど
本当にもう…それだけ…無理だった。申し訳ない。
◆クラッシュコース
これもアニメーター向けのやつだね。
半分くらいは確かにアニメーター向けの話。セル画の枚数がどうとか私にはよくわからん話だよ。
でも描き方の部分はとてもお勉強になる。
総合的には買って良かったです。
◆絵には何が描かれているのか
構図のお勉強になるかなって買ったんだけど基本的には絵本とかデザインの話の本だった。
でも読めば「はぁーなるほど…」
構図の勉強に役立つと思う。著者は絵本作家なので本当に分かりやすく読みやすい。
◆ダイナミックポーズドローイング
これもほとんど読めてない。今私脳味噌死んでる。
◆表情
もう10年以上前の話だ
小学館の新人賞に応募して予選落ちした。それは良いんだけど、小学館の新人賞って親切ご丁寧に予選落ちでも評価書いて送り返してくれるのね。
その評価が「表情が薄い」だったわけよ。
いまだに引きずってる。
その引きずってる事の勉強をしようと思って買った、アマゾンのレビューにも「表情をここまで詳しく描いてる本はないでしょ」ってあるくらいだし
その通りだった。すごいよ。
ざっくり文字読まずに絵だけ流し見しただけだけどすごい。
ごめん本当に脳みそがろくに動いてなくて文字が5行以上だと読めないんだよ…
さて
半分くらいまともに読めてないのかよ!買ってばっかりで意味ないじゃん!読めよ!読んで練習して実践しなきゃ素晴らしい先人の知識だって何の役にも立たないよ!
と私も今自分に対して思ったところです。
いやぁもうね…
ゲームみたいに本買ったらそのままステータス値に加算されねぇかなぁ…無理だなぁ…愛してるの響きだけで強くなることはないし、参考書買っただけで頭は良くならないんだなぁ…。
とはいえ、このテの本は買うタイミング逃すとすぐプレ価になるので買える時に買うのが正解だと私は思います。
事実これらの本を買う時に「あ!この本もよさそう!…あー…すっげぇプレ価…いいや…」って見送った本が何冊かあったと記憶してます。
買える時に買う。本は後でからでも読める。ね!